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8日(木曜日)の『ニュース23クロス』
2010/04/05(Mon)
大学生の頃から何度もお店に来てくれた人がいました。
学習院の学生で毎年のように北海道にやって来る男の子。
・・・良くオットとしゃべってましたね。
人懐っこくて、明るくて、とてもさわやかな青年でした。
ある時なんか、鳥取から50ccのバイクで来たと言って現れ、私たちを驚かせたものです。

そして・・・。
暫く見えないなと思っていた間に、彼はとても大きな病気を発症してしまっていました。


半年ほど前でした。
厨房に居た私にオットが
「俺のことを良く知ってるようなお客さんなんだけど、誰だか思い出せないんだ。
名前を言ってるんだけど、障害があるようで何を言ってるのか聞き取れなくて。
お前ちょっと来てくれないか。」

私にも見覚えの無い人が、杖を付きながらカウンターの傍に立っていました。
「話をする時は息がもれるので、両方の鼻をふさがなきゃ話せなくて。」

突然はっと気が付きました。
斜め横から見る顔に、50ccの彼が笑っていたのです


奥様も一緒に何時間かおしゃべりして、奥様が病状のことを詳しく話してくださいました。

歩けなくなる前にもう一度北海道に来たかった。
マスターの顔を見にこの店に来たかった。
これが最後の旅行です。
旅行から戻ったら、少しでも進行を遅らせるために手術をします。


暫くして奥様が撮ってくれた写真が送られて来ました。
そしてそれから数ヶ月経った昨日、下のメールが届きました。

tani_20100404204149.jpg

ご無沙汰しております。お健やかにお過ごしのことと思います。
今日は突然のメールをお許し下さい。
私は難病の筋萎縮性側索硬化症(=ALS)を発症しておよそ2年半が過ぎ、徐々に身体機能を失ってはいますが、未だ在宅勤務をしながら一応記者のままでいます。実はこの度TBSが私の取材に入っていて、今月8日に放送されることになりました。主だったテーマは「病を得た記者が何を伝えようとしているのか」といった感じです。
放送は8日22:54開始の「ニュース23クロス」で、その日の特集として扱われる予定です。なお、ニュース番組ですので、予定がずれることもあります。ご覧頂ければ幸いです。


もしかしたら「仮名」で放送されるかもしれないので、お名前は控えさせていただきました。

一番印象的だったことは・・。
癌など病気の人を取材した時、病気に前向きな姿勢を沢山目の当りにしたのだそうです。
それに勇気付けられたこともあり、この病気に向かって行けると言いました。
「精一杯やって来たから、何も思い残す事は無い。」・・・と。




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